太陽光発電は、「設備のメンテナンスが簡単」「国の制度が手厚い」などの理由でリスクが少ないといわれていますが、もちろんリスクはゼロではありません。国の制度は、再生可能エネルギー普及促進のため、早期参入者に利益が還元される仕組みとなっています。早期参入と言っても、太陽光発電システムはこれまでも住宅屋根付けやメガソーラーなどで発電実績は多く、そういった面ではリスクを把握しやすいと言えるかもしれません。
このページでは、分譲太陽光ソーラーくんをモデルに、代表的なリスクと考え方についてご紹介します。
リスク1
分譲太陽光ソーラーくんには、事故や災害に備えた保険が付与されています。
ただし、保険がきかない事故もありますので、これらの事故による被害を受けた際には実費修繕が必要です。
上記の中でも、地震と噴火については、特にリスクとしての可能性を考える必要があります。このような事故が起きた際の被害の考え方については、お気軽にお問い合わせください。
リスク2
保証や保険で実費修繕が必要ない場合でも、修繕期間中は発電量の減少が考えられます。特にローン返済のある方は、このような期間中の売電料減少に備えていただく必要がございます。
リスク3
発電を開始すると、電力会社から毎月1回届く検針票で、発電/売電実績を確認することができます。しかし、もし何か異常があり、発電量がゼロになってしまっても、この1ヶ月の間気付くことができません。さらに、発電量がゼロではなく、機器の経年劣化などで徐々に下がってきた場合は、検針票を見ても気付かないかもしれません。自宅から離れた分譲タイプだからこそ、このようなリスクに備える必要があります。
分譲太陽光ソーラーくんには独自のメンテナンスプランがあり、担当者による定期メンテナンスや、インターネットで発電量を監視するシステムが用意されています。この監視システムにより、発電量が極端に下がったり、一定の発電効率を下回った場合には自動的に警告が通知されますので、メンテナンス担当者が異常に気付き、現地確認をすることができます。
このシステムにより、保証や保険を適用する際にも、いつからどのような現象(異常)が起こっているか、事実確認をしやすくなりますので、手続をスムーズに行うことができます。
以上、代表的なリスクをあげましたが、発電所周辺の環境により、その他のリスクが考えられる場合もありますので、詳細は担当者へお問い合わせください。
全てのリスクをゼロにすることは難しいと思いますが、特にリスク3のように、回避できる危険性については、あらかじめ対策のとられている発電所かどうか確認することが重要です。